【40代書店員のリスタート】閉店で退職を決意した話

書店

はじめに:同じように迷っているあなたへ

はじめまして、ムトウと申します。

長く勤めた書店が閉店することになり、40代で会社を退職しました。



「就職氷河期」「40代」「キャリアのリスタート」

こうした言葉に心がざわつく方もいるのではないでしょうか。



このブログは、そんな“生き方を見直すタイミング”に立っている方に向けて書いています。

私の経験を通して、「こんな生き方もあるんだ」と感じてもらえたら嬉しいです。

書店員として働いた17年と、突然の閉店の知らせ

私は就職氷河期世代。新卒の就活は全滅し、地元に戻って書店でアルバイトを始めました。

2年後、店長に声をかけてもらい社員に。そこから15年。

アルバイト時代も含めると、気づけば17年も同じ書店に勤めていました。



もちろん、順風満帆とはいきません。

休みは少なく、体力的にも厳しい日々。それでも続けられたのは「本が好き」だったからです。



そんな私に、閉店の知らせが届いたのは、閉店予定の約4ヶ月前。

正直、寝耳に水でした。ちょうど別の事業部と協力して改善の動きを進めていた最中だったからです。



それでも話は急展開し、店舗の閉鎖が決定。

あまりに突然で、気持ちが追いつきませんでした。



このブログでは、どのように閉店が決まり、何を感じ、どう決断したのかを綴っていきます。

同じように突然の環境の変化に直面した方の、心の整理に少しでも役立てば幸いです。

なぜ会社に残らず、リスタートを選んだのか

実は、会社に残る選択肢もありました。

過去に短い期間ですが異動経験があり、そのときの実績を評価されて他事業部でのポジションを提示されたのです。

年収も上がる話でしたし、社内の人間関係も良好でした。



でも私は退職を選びました。

理由はシンプルで、「書店という好きな場所がなくなった」から。



興味のない事業で働くのは、生活のためだけの「ライスワーク」。

それなら、この会社にしがみつく理由はない──そう感じてしまった瞬間、もう後戻りはできませんでした。



そしてもうひとつ。

「40代」という年齢も、大きな決断の後押しになりました。



昔は“35歳を過ぎたら転職できない”という神話がありましたよね。

人手不足の今はその神話も崩れたといわれています。

しかし、この事業もあと15年したら傾くのではないか?

50代なかばの自分は新しいチャレンジはできるのか?

動くなら「今しかない」と思ったのです。

このブログで伝えていきたいこと

これからこのブログでは、次のようなテーマを中心に発信していく予定です。

  • 就職氷河期世代のリアルなキャリアと生活
  • 書店員として働いてきた経験や裏話
  • 40代で退職してからの暮らしとお金のこと

会社を辞めてから、何度も不安になりました。

「この会社しか知らない自分に、何ができる?」

「新しい環境に飛び込むのが怖い」

そんな気持ちが何度も押し寄せてきます。



でも、きっとどこかに「同じように悩んでいる人」がいるはず。

そんな仲間に届くように、自分の言葉で発信を続けていきます。

おわりに:自分らしい選択のヒントになれば

ここまでお読みいただきありがとうございました。

このブログは、私自身の備忘録であり、人生の分岐点にいる誰かに向けた手紙でもあります。

会社員という枠にとらわれず、自分なりの働き方・生き方を模索していく日々を、素直に綴っていきます。



「こんな生き方もあるんだ」

そう思ってもらえたら、これ以上の喜びはありません。

これからも、どうぞよろしくお願いします。

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